今回は、多くの芸能人の中からバセドウ病を患った経験のある方を調査しました。
また、バセドウ病を患った方々の特徴も紹介していますので、是非最後までお付き合いください。
バセドウ病の芸能人
バセドウ病とは、年中無休で体がフル稼働し、どんどん痩せ続けてしまう病気です。
肥満が問題視される中、痩せる事にマイナスイメージを抱く方は少ないのではないでしょうか。
痩せすぎについてメディアでも取り上げられる機会は多くありますが、印象に残りやすいとは言えません。
そのため、バセドウ病未経験者からは何が悪いのか理解されにくい病気です。もう少し詳しくバセドウ病について調べてみました。
バセドウ病とは、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。
バセドウ病では特殊な「抗体」が作られ、これが甲状腺を刺激して、過剰に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます。
バセドウ病は男性より女性に多く、200~500人に1人くらいがかかっています。
新陳代謝の過程を司る甲状腺ホルモンが特殊な抗体に刺激されたことによって、新陳代謝を促します。
これによって体中が常に活発状態になり、食事をしても常にエネルギー不足に陥るとのこと。
具体的には、動悸がする、手がふるえる、汗をかく、暑がりになる、食べるのに痩せる、疲れるなどの症状が出てきます。
人によっては、下痢をしたり、不整脈が出たり、イライラしたり眠れないなどの症状がでることもあります。また、一部の患者さんでは目が突出してくることがあります
原因は、体内環境の急激な変化や遺伝が関係していると言われています。
バセドウ病は人に理解されにくい分、理解されにくい病気なのではないでしょうか。ここからバセドウ病経験した芸能人の方々を紹介していきます。
愛内里菜
歌手として活躍していた愛内里菜さんは、バセドウ病が原因で歌手活動を引退していました。
現在は垣内りか名義で活躍ししている愛内里菜さん。『名探偵コナン』の主題歌を担当したことで注目を浴びました。
2010年のバースデー限定ライブでバセドウ病であることと引退することを発表しました。喉の不調や内出血、めまい、過呼吸の症状が出ていました。
引退後、専門学校に入学して犬について詳しく学び、ドッグブランドを立ち上げました。
2015年に病状が落ち着いたことを公言していて、歌手活動に復帰しています。
絢香
絢香さんは、世間的にバセドウ病を広めた1人です。
絢香さんがバセドウ病について公言したのは、2009年に開かれた記者会見の場でした。
俳優・水嶋ヒロと結婚予定であるとの報道を受けて記者会見を開き
「2009年2月22日に入籍。デビュー翌年からバセドウ病を患っていて治療に専念するため、歌手活動を年内で休止する」と述べる。
芸能界で活躍していた2人が結婚した事実に注目が集まりましたが、絢香さんが病気を患っていたことが発覚します。
聞き馴染みのない病名を、この会見をきっかけに知ったという方は多いのではないでしょうか。
安藤希
2016年にバセドウ病を公表した安藤希さんは、現在も闘病中とのこと。
バセドウ病がかなり疑わしいらしい現在の私。治療が始まった。半年前の婦人科検診後からすぐに再検査に行くように通知が来ていたのに。
思い返せばバセドウ病の症状というものは確かに少なからず、出ていた。動機もあったし息切れもあった疲れやすいしイライラもする
先生曰く甲状腺も腫れていて脈もかなり早いらしい
また、バセドウ病の影響で眼球突出の症状が出ているとのこと。
投薬治療を行っていて、現在は芸能活動を行っていないことから治療に専念していると思われます。
岩崎宏美
岩崎宏美さんは、バセドウ病と橋本病を患っていました。
バセドウ病はエネルギー消費が激しいため、痩せていく病気です。一方で橋本病は、エネルギー消費が乏しく痩せにくい病気です。
真逆の性質を持つ病気ですが、同じ甲状腺の病気ということもあって併発することは多いようです。
2015年にバセドウ病を経験したことを公表していましたが、現在は病状も安定しているとのこと。
離婚による家庭環境の変化がストレスとなり、バセドウ病・橋本病の発病につながったと考えられています。
小林歌穂
私立恵比寿中学のメンバーである小林歌穂さんは、軽度のバセドウ病と診断され、活動を制限する場面も見られました。
小林歌穂さんは、2016年にブログで病気について公表していました。
みなさん、心配お掛けしてごめんなさい!
なんか様子がおかしいなって思って、病院へ行ったら軽度のバセドウ病と診断されました。
お薬を飲めば良くなるってお医者さんが言っていたので、治せるようにがんばります!!
この時期に台湾でライブがあったようですが、体調面を考慮して歌うだけの参加となっていたようです。
持ち前の明るさで病気について悲観的ならない姿勢に、多くのファンが勇気づけられたとのこと。
篠崎彩奈
AKB48で活躍する篠崎彩奈さんも、バセドウ病で活動を制限していました。
病院でバセドウ病の診断を受けた際に、アイドル活動である歌やダンスを制限するようにとドクターストップをかけられてしまいました。
回復を第一に考え、篠崎彩奈さんは活動休止することをブログで公表しました。
突然の発表で心配をかけてしまってごめんなさい。1日でも早く元気な姿で劇場に立てるよう頑張りますので、待っていてください!今の私にできる活動は精一杯やりますので、よろしくお願いします!
増田恵子
ピンクレディーで活躍していた増田恵子さんは、1991年からバセドウ病を患っていました。
ピンクレディーが1981年に解散した後、増田恵子さんはソロで音楽活動を続けていました。
女優として映画やドラマに出演して活躍の幅を広げていましたが、忙しさが仇となったのか、バセドウ病が発病してしまいました。
増田恵子さんの姉もバセドウ病を患っていたこともあり、姉が増田恵子さんの病気に気が付き、早期発見につながったようです。
美奈子
ビックダディーの元奥さんである美奈子さんは、6人のお子さんを育てながらバセドウ病を患ってしまいます。
現在は、元プロレスラーである佐々木義人さんと再婚した美奈子さん。ビックダディーと離婚したのは6年も前の話になります。
バセドウ病が発病した頃はシングルマザーだったため、仕事を欠かすことができず、病気と闘いながらタレント業をこなしていたようです。
病気の公表と共に、手術についても公表していました。また、バセドウ病になった知り合いがいたこともあり、早期発見できたことを明かしています。
子どもたちも病気について理解しているらしく、協力的な様子をブログで公開していました。
宮村優子
人気アニメ声優の宮村優子は、降板覚悟で休養を申し出た過去があります。
『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役や、『名探偵コナン』の遠山和葉役など、幅広く愛される役を演じてきた宮村優子さん。
200年に妊娠や出産などを経験したことでホルモンバランスが乱れてしまい、バセドウ病を患ってしまったようです。
その後も治療を続けていたものの、病気の影響で呂律が回らくなり、遠山和葉役ができない事態に陥ってしまいました。
プロデューサーに申し出たところ続投を希望され、しばらくの休養を経て、映画のメイン出演ができるほどまでに回復しました。
山下拓実
MAGIC OF LiFEに所属している山下拓実さんは、1か月の休養で復帰を果たしました。
2017年にバセドウ病であることや休養期間を設けることを公表した山下拓実さん。
医師やメンバーと話し合った結果、バンド活動の参加は病気の治療を遅らせるだけと判断したことを明かしています。
バセドウ病は病状に個人差がある病気で、酷い場合は死に至ります。早い段階で復帰できた山下拓実さんは、軽度の病状だったのかもしれません。
バセドウ病で可愛い人が多い理由は?
バセドウ病は、別名「美人病」とも呼ばれています。
この美人病には、様々な意味が含まれているようです。その1つは、病気になる年齢層が20~30代だからだそうです。
バセドウ病を患うほとんどの方が女性ということもあり、女性が最も美しいと言われる時期に病気になることを示しています。
また、バセドウ病の症状に眼球突出があることも、美人病と言われる理由の1つです。
細い体を手に入れること同様に、大きな目に憧れる方は多いかと思います。そんな理想的な体になれることから、美人病という別名が付きました。
しかし、全てが良い方に向くわけではなく、左右の目のバランスがおかしくなる方もいます。日夜、ほかの症状に体を侵される恐怖は計り知れません。
都合の良いことばかりが目立ってしまいがちですが、命に関わる重病ということを覚えておいていただきたいと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、バセドウ病についてを調査しました。
ほとんどが遺伝が原因と考えられていますが、ストレスやホルモンバランスの変化によっても発病する病気です。
美人病とは言われていますが、やはり程々に健康的な身体が一番ですね。